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公開:2025.06.23  更新:2025.6.25

まだ旧来のオフィスで仕事してる? 企業の成長を加速させるオフィスレイアウトとは

オフィスレイアウト トレンドのイメージ画像

「オフィスの在り方」が企業の成長を左右する時代になりました。 働き方が多様化する中で、多くの経営者や総務担当者の皆様が「これからのオフィスはどうあるべきか?」という課題に直面しているのではないでしょうか。 本記事では、2025年の最新オフィストレンドを単なる流行の紹介ではなく、なぜそのトレンドが重要なのか、導入することで企業にどのようなメリットがあるのか、そして具体的な施策や成功事例までを、創業100周年を迎えるオフィス家具のプロフェッショナル (株)文祥堂オフィスファシリティーズが日頃の営業活動で培ったノウハウをふまえ、具体的に解説します。

この記事の目次

なぜ今、オフィスレイアウトの見直しが経営課題なのか?

1. 2025年のオフィスレイアウトを語る上で欠かせない5大トレンド

1.1 ハイブリッドワーク最適化:出社したくなる「体験価値」の提供

1.2 ABW(Activity Based Working):業務内容に合わせて働く場所を選ぶ

1.3 ウェルビーイング:心身の健康を促進する空間づくり

1.4 DE&I(多様性の尊重):誰もが働きやすいユニバーサルな設計

1.5 企業ブランディング:オフィス全体で企業理念を体現する

2. なぜトレンドへの対応が重要なのか?放置するリスクとは

2.1 トレンド対応がもたらす5つの経営効果

2.2 トレンドに乗り遅れたオフィスが抱える問題点

3 トレンドを実現する具体的なオフィスレイアウト施策

3.1 多様なワークスペースの設置

3.2 可変性の高いゾーニングと家具選び

3.3 自然を感じる「バイオフィリックデザイン」の導入

4 オフィス家具選びで失敗しないための2つの要点

4.1 デザイン性:企業の価値観を表現し、統一感を出す

4.2 機能性:長時間でも快適で、生産性を落とさない工夫

5 コクヨ製品で実現! 最先端オフィスレイアウト

5.1 ABWの導入でコミュニケーションが活性化したIT企業

5.2 ウェルビーイングを重視し、社員の定着率が向上した製造業

6 コクヨ製品で理想のオフィスづくりを(弊社からのご提案)

6.1 圧倒的な品揃え:あらゆるトレンドに対応可能

6.2 驚きのコストパフォーマンス:質の高いオフィスを低コストで

6.3 安心の法人後払いに対応

まとめ

なぜ今、オフィスレイアウトの見直しが経営課題なのか?

オフィスレイアウトのイメージ画像

新型コロナウイルス感染症の拡大を経て、リモートワークやハイブリッドワークは一過性のブームではなく、多くの企業にとって当たり前の選択肢となりました。 この変化は、オフィスの役割を根本から変えました。 かつて「仕事をするためだけ」の場所だったオフィスは、「人と人が繋がり、新たな価値を創造する場所」へとその重要性をシフトさせています。 優秀な人材の確保、イノベーションの創出、そして従業員エンゲージメントの向上といった経営課題を解決する鍵として、戦略的なオフィスレイアウトが今、強く求められているのです。

2025年のオフィスレイアウトを語る上で欠かせない5大トレンド

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最新のオフィスレイアウトには、現代の働き方に即した5つの大きなトレンドがございます。 以下に5つのトレンドを案内させて頂きます。

1.ハイブリッドワーク最適化:出社したくなる「体験価値」の提供

※ ハイブリッドワークとは、オフィス出社とリモートワークを組み合わせた柔軟な働き方のことです。 多くの企業がこのスタイルを導入しており、そのメリットを最大限に引き出し、課題を克服するための「最適化」が重要になっています。 自宅でも仕事ができる今、従業員が「わざわざ出社したい」と思える付加価値がオフィスには不可欠です。 自宅では得られない質の高いコミュニケーションや、偶発的な出会い、最新設備による快適な業務環境を提供することが重要になります。
※働き方用語 ハイブリッドワーク - コクヨ 働き方用語辞典から引用

2.ABW(Activity Based Working):業務内容に合わせて働く場所を選ぶ

※ ABWは「Activity Based Working」の略で、従業員がその時の業務内容(集中、協業、Web会議、休憩など)に合わせて、最も生産性の上がる場所を自律的に選ぶ働き方です。 固定席をなくし、多様な機能を持つエリアを設けることで、従業員のパフォーマンスを最大化します。 日本でも、大手企業を中心にABWを導入する事例が増えています。 ハイブリッドワークと組み合わせることで、より効果的な働き方を実現しようとする企業が多いです。 ABWは、企業の働き方改革や生産性向上に貢献する強力なアプローチですが、導入には周到な準備と継続的な改善が不可欠です。
※働き方用語 ABW - コクヨ 働き方用語辞典から引用

3.ウェルビーイング:心身の健康を促進する空間づくり

従業員の心身の健康(※ ウェルビーイング)を経営資本と捉え、オフィス環境を通じてサポートする考え方です。 自然光を取り入れる、緑を配置する、リフレッシュできる空間を設けるといった工夫が、従業員の満足度や創造性を高めます。 ウェルビーイングは、単なる流行ではなく、現代社会において個人と社会の持続可能性を高めるための重要な概念として、今後ますますその重要性が増していくでしょう。
※働き方用語 ウェルビーイング - コクヨ 働き方用語辞典から引用

4.DE&I(多様性の尊重):誰もが働きやすいユニバーサルな設計

DE&I (Diversity, Equity, & Inclusion) は、日本語で「多様性、公平性、そして包括性」と訳されます。 これは、企業や組織、さらには社会全体において、さまざまな違いを持つ人々が尊重され、公平な機会が与えられ、誰もが安心して自分の能力を最大限に発揮できる環境を築こうとする考え方と、そのための具体的な取り組みを指します。 多様な人材がそれぞれの能力を最大限に発揮できる環境づくり(※ ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)も重要なトレンドです。 車椅子でも移動しやすい通路幅の確保、多様な働き方に対応する家具の導入など、あらゆる従業員への配慮が求められます。
※働き方用語 ダイバーシティ経営 - コクヨ 働き方用語辞典から引用

5.企業ブランディング:オフィス全体で企業理念を体現する

企業ブランディング(Corporate Branding)とは、企業が自社の「らしさ」や「個性」を明確にし、それを社内外に一貫して伝えていくことで、顧客、従業員、株主、社会といったステークホルダーからの信頼や共感を獲得し、企業価値を高めていく戦略的な活動全般を指します。 オフィスは、従業員だけでなく、来訪者や採用候補者に対して企業の理念や文化を伝える強力なメディアです。 コーポレートカラーの活用、事業内容に関連するデザインの導入など、空間全体で自社の「らしさ」を表現することが、インナーブランディングとアウターブランディングの両方に繋がります。

なぜトレンドへの対応が重要なのか?放置するリスクとは

これらのトレンドは、単なる「おしゃれなオフィス」を作るためのものではありません。 企業の根幹に関わる重要な効果と、無視できないリスクをはらんでいます。

トレンド対応がもたらす5つの経営効果

戦略的なオフィスレイアウトは、以下の5つの観点から企業に大きな利益をもたらします。
・従業員の満足度向上: 快適で働きやすい環境は、エンゲージメントを高めます。
・生産性向上: 業務に集中できる環境や、円滑な連携が業務効率をアップさせます。
・採用競争力の強化: 魅力的なオフィスは、優秀な人材にとって大きなアピールポイントとなります。
・離職率の低下: 「この会社で働き続けたい」と思える環境が、人材の定着に繋がります。
・企業ブランディングの向上: オフィスが企業の価値観を体現し、内外からの信頼を高めます。

トレンドに乗り遅れたオフィスが抱える問題点

一方で、旧来の画一的なオフィスのままでは、以下のような問題が深刻化する恐れがあります。
・コミュニケーションの希薄化と生産性の低下:部署間の連携が生まれにくく、新たなアイデアやイノベーションの機会を損失します。
・優秀な人材の流出及び採用難:より良い働く環境を求める優秀な人材から「選ばれない」企業になってしまいます。

トレンドを実現する具体的なオフィスレイアウト施策

オフィスレイアウト具体例のイメージ画像

では、具体的にどのような施策が有効なのでしょうか。 明日からでも検討できる具体的なアイデアをご紹介します。

1.多様なワークスペースの設置

ABWの考え方に基づき、一つのオフィス内にメリハリのある多様な空間を用意します。
・集中ブース: 周囲の視線や音を遮り、一人で深く集中したい業務に最適です。
・コラボレーションエリア: 可動式のホワイトボードやモニターを設置し、複数人が気軽に集まり議論できる空間です。
・リフレッシュスペース: カフェのような空間やソファ席を設け、休憩や雑談を通じて新たなアイデアが生まれる場とします。
・Web会議専用スペース: 防音性に優れた個室ブースを設置し、周囲に気兼ねなくオンライン会議に参加できるようにします。

2.可変性の高いゾーニングと家具選び

可変性の高いゾーニングとは、空間の用途や機能、レイアウトを、利用状況や目的に応じて柔軟かつ容易に変更できるように設計することを指します。 これは、一度作ったら固定されてしまう従来のゾーニング(特定の機能に特化した区画分け)とは対極にある考え方です。 組織変更やプロジェクトの進捗に合わせ、柔軟にレイアウトを変更できることが重要です。 キャスター付きのデスクや収納、組み合わせ自由なモジュール型ソファなどを活用することで、常に最適なオフィス環境を維持できます。

3.自然を感じる「バイオフィリックデザイン」の導入

※ バイオフィリックデザイン(Biophilic Design)は、人間が本来持っている「自然とのつながりを求める本能(バイオフィリア)」に基づき、建築やインテリアデザインに自然の要素を取り入れることで、人々の心身の健康や幸福感、生産性、創造性を向上させることを目指すデザイン手法です。 観葉植物を多く配置したり、木目調の家具を取り入れたりするバイオフィリックデザインは、ストレス軽減や生産性向上に効果があることが科学的にも証明されています。
※働き方用語 バイオフィリックデザイン - コクヨ 働き方用語辞典から引用

オフィス家具選びで失敗しないための2つの要点

オフィス家具選びで失敗しないイメージ画像

理想のレイアウトを実現するためには、家具選びが極めて重要です。 以下に注意すべき点を案内させて頂きます。

デザイン性:企業の価値観を表現し、統一感を出す

オフィス家具の「デザイン性」は、単なる見た目の美しさだけでなく、企業のブランディング、従業員のエンゲージメント、生産性、そしてウェルビーイングに大きく影響する重要な要素です。 現代のオフィスにおいては、その戦略的な価値がますます高まっています。 家具の色や形、素材は、オフィスの印象を大きく左右します。 コーポレートカラーを取り入れたり、先進的なイメージならスチール素材、温かみのあるイメージなら木製家具といったように、企業が伝えたいメッセージに沿ったデザインを選びましょう。

機能性:長時間でも快適で、生産性を落とさない工夫

現代のオフィスにおけるオフィス家具の機能性は、単なる「座る」「置く」といった基本的な役割を超え、従業員の生産性、健康、エンゲージメント、そして企業の適応力に大きく貢献する重要な要素となっています。 特にオフィスチェアは単なる座る道具を超え、従業員の健康、生産性、ひいては企業の成功に深く関わる要素です。 長時間座っても疲れにくい、正しい姿勢をサポートする人間工学(エルゴノミクス)に基づいて設計された製品を選ぶことが、長期的な投資対効果を高めます。

コクヨ製品で実現! 最先端オフィスレイアウト

ここでは、実際にコクヨ製品を活用してオフィス改革に成功した企業の(架空の)事例をご紹介します。
※情報漏洩防止の為に社名は非表示、写真もイメージ画像となります。

ABWの導入でコミュニケーションが活性化したIT企業

オフィス改革事例のイメージ画像

フリーアドレス制と共に、集中ブース「Work POD」や、多様な働き方を許容するデスクシステム「SEQUENCE」を導入。 個人作業とチームでの協業のメリハリがつき、部門を超えたコミュニケーションが活発化しました 結果として、新サービスの開発スピードが向上しました。

ウェルビーイングを重視し、社員の定着率が向上した製造業

オフィス改革事例のイメージ画像

体の動きに合わせて座面が動くオフィスチェアー「ing」を全社導入。 また、カフェスペースにリラックス効果の高いソファ「OSFA」を配置。 従業員の心身の負担が軽減され、満足度が大幅に向上しました。 課題であった若手社員の離職率が改善しました。

コクヨ製品で理想のオフィスづくりを(弊社からのご提案)

ここまでにご紹介した最新トレンドは、適切な家具を選ぶことで実現可能です。 そして、その最適な選択肢として、弊社はコクヨ製品を強く推奨いたします。

圧倒的な品揃え:あらゆるトレンドに対応可能

弊社は、コクヨのオフィス家具をほとんど取り扱うことが可能です。 最先端のトレンドを反映した家具から、機能性を追求した定番製品まで、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

驚きのコストパフォーマンス:質の高いオフィスを低コストで

長年の取引実績により、弊社はコクヨ製品を安価にご提供することが可能です。 限られた予算内で、最大限の効果を発揮するオフィスレイアウトをご提案します。

安心の法人後払いに対応

企業様の購買プロセスに合わせ、柔軟な法人後払いにも対応しております、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

未来を見据えたオフィスレイアウトで、企業の成長を加速させよう。

現代のオフィスレイアウトは、もはや単なる「設備」ではございません。 従業員のパフォーマンスを最大化し、企業文化を醸成し、持続的な成長を牽引するための「経営戦略」そのものです。 最新のトレンドを正しく理解し、自社の課題解決に繋がる施策を打つことが、これからの時代を勝ち抜くための重要な一歩となります。

貴社に最適な「オフィスレイアウト」の実現をサポートします

弊社は、オフィス環境を通じてお客様のオフィス最適化を力強くサポートいたします。

・豊富なラインナップ
国内オフィス家具メーカーを中心にオフィス家具を幅広く取り扱っております。

・お求めやすい価格でのご提供
主要オフィス家具メーカーと特約店・販売店契約を締結しており、中間コストや余分な販売経費をカット。 リーズナブルな価格でご提供可能です。

・柔軟な支払い方法
法人様向けの後払いにも対応しており、スムーズな導入をサポートします。

「何から始めたら良いかわからない」「具体的な費用感が知りたい」といったご相談も大歓迎です。
社長様、総務ご担当者様、ぜひお気軽にお問い合わせください。